岐阜市の伝統工芸「岐阜和傘」 7/6OA
今回のおすすめは、岐阜市の伝統工芸「岐阜和傘」です。
岐阜県岐阜市特産で、岐阜の伝統工芸の一つである岐阜和傘。
その魅力は、やはりパッと傘を開いた瞬間ではないでしょうか?
布を張った洋傘やビニール傘と違い、和紙で作られているので、
光の拡散が非常に美しく、柄物の傘だと、
まるで万華鏡の中に入ったかのような空間が広がります。
「和傘」と聞くと、渋いイメージがあるかもしれませんが、
最近では、カラフルでポップなものや、可愛らしい花柄など、
粋でありながらも、現代的なデザインのものが増えたことにより、
若い年代からも人気を集めているそうです。
そんな「岐阜和傘」は、
今、職人の後継者不足という問題を背景に、
技術を途絶えさせないため、そして、多くの人に「岐阜和傘」の魅力を
知ってもらおうと、若手の女性和傘職人が活躍しています。
昨年、岐阜市湊町にオープンした
「長良川てしごと町家CASA」という店で、
自分だけの和傘が作れるワークショップを行っています。
「糸かがり」という、傘が開きすぎないよう傘骨の補強をする技術を、
教えてもらいながら体験するんですが、糸かがりは装飾でもあるため、
地域によって糸の色や模様は様々。その土地の色が出るんだそうですよ。
糸かがりは、その美しさを決める、大きな役割を果たしているそうです。
「開けば花、閉じれば竹」と、うたわれる和傘。
自分だけの一本を持つ喜びが感じられるんではないでしょうか。
あなたも、ぜひ岐阜市の伝統に触れてみませんか?