5月22日【SAFE YOUR FUTURE】ケガの応急手当について |
2012 05.22 Tue |
昨年3月11日に起こった「東日本大震災」を忘れない為に、 そして、今後 起こるであろう地震に備える為に、 “今 自分達にできること”を 皆さんと一緒に考えていくコーナー「SAFE YOUR FUTURE」。
今日は、「ケガの応急手当」について お話していきます。
大きな地震が発生したとき、家具・家屋の倒壊や、 割れたガラスの散乱などで、ケガをする事は十分に考えられます。
ちょっとした切り傷 や 擦り傷をはじめ、 場合によってはすぐに治療の必要な大ケガになることもあるでしょう。
そんな場面での応急手当の方法、みなさんは知っていますか? 災害時は、普段のように 救急車がかけつけられないことも考えられます。 そういった場合にそなえて、少しでも役立つ応急手当の知識を 身につけておきましょう。
総務省「消防庁」のホームページを参考にご紹介していきます。
まずは、『切り傷などによる出血の場合』。
切り傷などによる出血の場合は・・・ 1:出血しているところを完全におおえる大きさの 清潔なガーゼや布で やや強く押さえ、止血します。 2:患部を清潔に保ち、包帯などを巻きます。 3:じかに血液にふれないように、 ビニールやゴム手袋、スーパーの袋を利用しましょう。
傷の手当は、◆出血を止める ◆細菌の侵入を防ぐ ◆痛みをやわらげる という、3つのことを意識しながら行ってください。
次に、『骨折の場合』。 骨折をしている時は、様々な症状が出ます。
例えば・・・ ◆激しい痛みがある ◆はれたり変形している ◆冷や汗がでたり、寒気がする ◆さわってみると、骨がずれている ◆傷口から骨のはしが出ている ・・・といったものがあります。
このような症状が見られる場合、 1:出血している時は、まずはその手当をしましょう。 2:福子(ふくし) (骨折部分を動かないように固定できるもの)をあてて、 痛くない位置で固定します。 福子は、骨折した部分の関節より長いものを使用してください。 3:骨がつき出しているときは、 その上に清潔なガーゼか布を当て、シーツなどでくるみましょう。
骨折部分を動かさないように固定する「福子」は、 棒や板、かさ、ステッキ、ダンボール、雑誌など、 様々な物を使うことができるので、覚えておきましょう。
また、骨折の手当で注意すべき点は、3つです。 ◆ 骨折したところはしっかり固定して、動かさないようにする。 ◆ 骨が飛び出している場合でも、元に戻さない。また、傷口は洗わないこと。 ◆ 固定が強すぎると血の流れが悪くなり、危険な場合もあるので、 その観察のためにも、必ず指先や足先が見えるようにしておく。 ・・・以上です。
最後に、『やけどの場合』。 地震発生時、料理などで火を使っていたら、 やけどの可能性も十分に考えられます。
応急手当の方法は・・・ 1: 流水で患部を冷やすのが一番いいですが、 水が出ないときは、水でぬらした清潔なガーゼやタオルを ひんぱんに変えて冷やしてください。 2:水ぶくれは破らないようにしましょう。 3:消毒ガーゼかキレイな布を当て、包帯をしてください。
やけどの手当で注意すべき点は・・・ ◆ やたらに医薬品を使わないこと。 ◆ 傷口に直接、ワタやチリ紙を当てないこと。 ・・・この2つです。
総務省消防庁のホームページはコチラ
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by スタッフ | TIME 21:15|コメント(0)|カテゴリー:SAFE YOUR FUTURE
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