「わが母の記」樹木希林さん、原田眞人監督、役所広司さんと! |
2012 04.28 Sat |

井上靖の小説を映画化した「わが母の記」。 昭和の裕福な小説家が、子供のころに自分だけ妾の家で育てられたことに対し、 ずーっとそれを根に持って、引きずっている。
ところが、これにはとんでもない裏があったというお話。
樹木希林さんの神がかり的な演技が素晴らしすぎます。
そしてそれに振り回される役所広司さんの思い。
井上靖さんの家を取り壊す直前に、そこで撮影したというのも素晴らしいなら、 沼津の海岸で「海はこわいね〜」というセリフまであるクランクアップが、 2011年の3月10日、東日本大震災の前日だっという因縁。
希林さんのお話に、はあ〜っと思わされることばかりでした。
ご自身も、内田裕也さんとのこと、オセロ中島さん関係のお話と、話題がありすぎなんですが、 ぜんぜんそういうことにうろたえず、にこやか〜にされてるのが素敵すぎます。
さらにスタッフにも気を使ってくださって、みんなに握手、写真まで撮らせていただきました。
ほんとうに素敵すぎる希林さん。 衣装も自前でもってこられるくらいなんだそうです。
裏ではそうとうな努力をなさっているのでしょうが、 それをちらりともみせず、ひょうひょうと演技をされるのが、感動的です。
その気負いのない姿、ぜひスクリーンでご覧ください。
 役所広司さん、紫綬褒章受賞、おめでとうございます! いつもきどりがなくおしゃべりしてくださって、ありがたいです。 そして原田監督、実は井上靖さんと同じ沼津東高校出身なんですって! この映画にかけた意気込みもたっぷり聞かせていただきました。
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by 番組スタッフ | TIME 23:24|コメント(0)|カテゴリー:映画の話題 |
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